Notionでプロジェクトの進捗管理|テーブルの作成と列の設定

情報共有ツールとして知られるNotion。日本語版の対応がされていないため、まだあまり知られていないかもしれません。しかし、汎用性が高く大変優れたツールです!例えば、情報共有だけでなく、複数メンバーでのプロジェクト管理にも大変有効です。

本サイトのsweeep magazineではライターさんの記事進捗管理をNotionで行っています。

今回はNotionでの進捗管理表(テーブル)の作成手順を中心に、実際にsweeep magazineでの進捗管理の方法も含めてご紹介します。

記事管理だけでなくプロジェクトの進捗管理にも活用できるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.Notionで進捗管理の表(テーブル)を作成する

まずは進捗管理を行う表の作成から行いましょう。この場合、新規にNotionで表(テーブル)を作成する方法と、既存の表をインストールする方法の2パターンがあります。

新規に表(テーブル)を作成する方法

テーブルを作成したい箇所で+ボタンを押すと空白のUntitledのページが表示されます。

ここから「DATABASE」の「Table」を選択。

すでに2列入った表が作成されるので、左上の「Untitled」には表の名前をつけます。
例えば、記事管理表などです。

列名をクリックすると列の名前が編集できます。

さらに列を増やしたい場合は+ボタンを押しましょう。

+ボタンを押すと、列名(Column)の名前を変更できる他、列のプロパティを設定できます。

例えば文字を入力するのであればText、数字であればNumber、日付であればDateを選びます。
詳しくは後述の「
2.表(テーブル)の列(カラム)のプロパティの設定を変更する」で解説します。

既存の表(テーブル)をインストールする方法

すでに既存の表で管理していてNotionに移行したいという場合は、いちから作成するよりもインストールするほうが効率的ですね。

エクセルやスプレッドシートをCSVに変換しておけば簡単にインストールが可能です。

新規の表を作成する方法と同様に、テーブルを作成したい箇所で+ボタンを押すと空白のUntitledのページが表示されるので、ここから「Import」を選択します。

次に、CSVを選択し、インストールしたいCSVを選ぶだけ。

 

sweeep magazineの記事管理表はもともとライターさんごとに作成していたGoogleスプレッドシートで管理していたため、すべてのライターさんの記事管理表をひとつにまとめた上で、CSVに変換しインストールしました。

列が崩れるなどのエラーもなく、記事NO・タイトル・ターゲット・キーワード・参考サイト・文字数・初稿希望提出日・ステータス・執筆者・記事URL・記事公開日など、スプレッドシートのインストールが出来ました。

 

2.表(テーブル)の列(カラム)のプロパティの設定を変更する

テーブルの作成ができたら、次は列(カラム)のプロパティの設定が必要です。エクセルやスプレッドシートの「書式」と同じイメージです。この設定を行うことで、メンバーへの通知が有効になるほか、適切な値が入力しやすくなります。

列の基本的なプロパティ一覧は下記の通り。これ以外にも関数を使うこともできます。

ここでは、プロパティのうち、「Select」、「Multi-select」、「Date」、「Person」の説明をしていきます。

Notion Property
Text 文字
Number 数字
Select 設定した候補から1つのみ選択
Multi-select 設定した候補から複数選択可能
Date 日付
Person メンバー
Files & media ファイルやメディア
Checkbox チェックボックス
URL URL
Email Email
Phone 電話番号

 

プロパティ「Select」、「 Multi-select」の設定の方法

例えば、ステータスなどはSelectで設定すると便利です。

列の名前の箇所をクリックし、Selectを選択したら、Configure optionsを選択。

グレーの箇所に、選択肢候補として設定したい値を入力していきます。

すでに入力された候補は下に表示されています。

このように設定することで、表の中のステータスというカラムでは、設定した値以外は入力できないようになります。Selectなので、設定した値のうち1つだけ入力できます。

これをMulti-selectで選択肢をA、B、Cと設定すると、下記のように設定した値のうち複数を入力できるようになります。

プロパティ「Date」の設定の方法

日付は後々フィルターしたい場合にも便利なので「Date」で設定しておきましょう。

ただし、デフォルトの日付の表示ですと英語の月名での表示のため、大変わかりにくいです。

そのため、Date format & timezone日付の表示を変更することをおすすめします。

ここで Month/Day/Yearにすると03/22/2021のように、数字で表示されるようになります。

プロパティ「Person」の設定の方法

担当者などメンバー名を表示させたい場合は、プロパティのPersonで設定しておきます。

こうすることで、この行を変更すると設定したメンバーに通知がいくようになります。

ただし、注意をしたいのは、ここで設定できるのはNotionに追加したメンバーのみ。

委託先など外部の組織に所属しているメンバーの場合は、予めこのページのみ閲覧できるようにNotionに招待しておく必要があります。

3.表(テーブル)の見せ方を変更する

テーブルは1種類のみに見せ方ではないのがNotionの良いところ。同じテーブルを6種類の見せ方で変更することができます。

ここではBoard形式での見せ方に変更する手順を解説します。

まずは+Add a viewからBoardを選択し、Create。

Board形式で表示した場合のグループ分けはGroup byから設定変更可能です。

sweeep magazineの記事管理表ではステータスごとにグループ分けをしています。Board形式で表示させると、どのステータスにいくつの記事があるのか把握しやすくなりますね。

 

 

また、ひとつひとつの項目(Board形式上ではカードと呼びます)に表示させるものを変更することもできます。

Propertiesから表示させたいもののON/OFFの切り替えをしていきましょう。

並び替えも簡単。Sortから条件を作成すれば昇順、降順の並び替えも行えます。

まとめ

さて、テーブルの作成から列の設定、テーブルの見せ方の変更までを解説していきました。

Notionは見た目がシンプルでスッキリしているので一覧でデータを見やすいという良さがあります。

さて、テーブルの設定が出来たら、次は運用です。次回はゲストメンバーの追加の方法からメンバー専用のページの作成の仕方を解説いたします!

下記の記事も参考にしてみてください。

関連記事

サイト記事の進捗管理などのような、複数メンバーが関わるプロジェクト管理はNotionで簡単に行えます。 何を隠そう、本サイトのsweeep magazineではライターさんの記事進捗管理をNotionで行っています。以前はスプレッドシ[…]

 

請求書の受け取りはsweeepで自動化

【AI請求書処理】従来の請求書OCRでは対応できない非定型帳票や

自動会計仕訳も、sweeepなら対応可能!最短で即日導入、

面倒な設定不要。手軽に導入して請求業務を効率化。