GASでfreeeの作業を自動化する「freeeAPI」とは?

こんにちは。ITライターのもり(@moripro3)です!GoogleAppsScriptの記事をお届けしています。

クラウド会計ソフトfreeeをお使いのみなさま、日常業務の手作業をもっと効率化・自動化できたら嬉しいですよね。

freeeの「自動化」のポイントになるのが「API」です。freeeではAPIが無料公開されていて、APIを使うことで、様々な手作業を自動化することができます。

この記事では、バックオフィス・経理担当者に大人気のプログラミング言語「Google Apps Script(通称 GAS)」と「freeeのAPI」を使用した自動化の事例を紹介します。

まずは「APIとは何か?」をみていきましょう。

APIとは

APIとは、Application Programming Interfaceの略で、「アプリケーション」と「プログラム」をつなぐもの(インターフェース)です。

この記事では、それぞれ下記を意味します。

  • アプリケーション = freee
  • プログラム = GAS (※)

(※Python・PHPなど他のプログラム言語でもfreeeAPIを操作できますが、この記事ではGASを使用します)

freeeとGASをつなぐインターフェースが「freeeAPI」ですfreeeAPI公式ドキュメント)通常、私たちはWeb画面を用いて、マウスでボタンをクリックしたり、キーボードで文字入力してfreeeを操作していますが、API使うことで、プログラムでfreeeとデータのやりとりをすることができます。

freeeAPIとGASのデータのやりとり

(※説明を簡易にするためのイメージです)

freeeの機能のひとつである「銀行口座の連携」にも、この「API」が使われていますよ。

freeeAPIを使用した自動化の例

freeeの画面で手作業を繰り返したり、CSVファイルを経由してインポート・エクスポートしなければならない作業を、GASとfreeeAPIで自動化することができます。

freeeAPIを使用して自動化する

freeeAPIを使用してできる自動化の例を紹介します。

①freeeのデータを直接スプレッドシートに出力する

freeeAPIを使用してスプレッドシートにデータ取得する

freeeには「CSVエクスポート」機能があります。取引一覧や各種レポート(試算表など)データをExcelやスプレッドシートに出力するときに使います。

freeeAPIを使用すると、freeeのデータをGoogleスプレッドシートに直接出力できます。また、出力形式を自分でプログラミングすれば、目的のレポートを、目的の形式で出力することができます。

例えば、「指定期間の取引先別の “売掛金” の残高」を一覧出力してまとめたいとき、CSVファイルをエクスポートしてから少し加工しなければなりません。freeeAPIを使って自分でプログラムを組んでおけば、いつでもワンクリックで目的の形式に出力できて便利です。

②スプレッドシートのデータを直接freeeに登録する

スプレッドシートのデータを直接freeeに登録する

freeeにデータを一括登録するときは「CSVインポート」の機能を使います。主に、勘定科目・部門・品目などのマスタ登録で使うことが多いでしょう。このような「データの登録」もfreeeAPIで可能です。スプレッドシートに用意したデータを、直接、freeeに登録できます。

利点は2つあります。

  1. CSVファイルを経由する手間が省ける
  2. CSVインポートに対応していない形式でのデータ登録ができる(ただしfreeeAPIの仕様による)

②の具体例は、「部門の親子階層登録」です。「部門csvインポート」機能で部門の一括登録ができますが、親子階層の設定はできません(2021年1月現在の仕様)

freeeAPIを使用すれば、親子階層のある部門を一括作成することができます(別の記事でスクリプトを紹介します)

③Googleの各種サービスと連携する

freeeAPIとGoogleサービスを連携する

GASはGoogleの各種サービスを操作できます。代表的なものにGmail・Googleカレンダー・Googleフォームなどがあります。

GoogleWorkspace(旧称:GSuite)とfreeeを導入している企業では、例えばこのような自動化ができます。

  • スプレッドシートのデータを元にfreeeに取引登録し、その支払期日をGmailで関係者に通知する、または、Googleカレンダーに登録する
  • Googleドライブのファイルを一括でファイルボックスにアップロードする

GASのトリガーで定期実行できるので、ルーチン作業の自動化に最適です。

④freeeと「他のWebサービス」を連携する

2021年現在、freee以外にも、各種ビジネス用WebサービスでAPIが公開されています。チャットツールのSlack、ChatWork、LINEなどです。

GASを使えば、各種WebサービスのAPI連携ができます。例えば、「freeeの未決済取引一覧を取得して、Slackの特定のチャンネルに通知する」などです。GASとWebAPIはとても相性が良いので、アイデア次第で開発の幅がグンと広がるでしょう。

freeeAPIとSlackAPIを使用してデータ連携

 

以上、GASとfreeeAPIを使用した自動化の事例を紹介しました。下記の記事では、freeeAPIを使用するための設定・作業手順を紹介しています!今回の記事とあわせてご覧ください。

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