Excelのマクロでショートカットキーを作成!値の貼り付けを簡単に

仕事でエクセルを使う場合、コピーしたデータを値貼り付けすること、よくありますね。

値の貼り付けをする場合は、

・元のデータをコピーして、
・右クリックして、
・形式を選択して貼り付けを選んで、
・貼り付け「値」を選んで、

値の貼り付けするのが一般的です。
4つの操作をして値の貼り付けをしなければならないのは、ちょっと面倒ですね。

そこで今回は、エクセルの値の貼り付け操作をもっと簡単にする方法を解説します。

Excelのマクロで、値の貼り付け操作を簡単にする方法

値の貼り付け操作を簡単にするには、エクセルマクロ機能を使ってショートカットキーを作ります。

ショートカットキーを作って値の貼り付けをすると、4つの操作が2つの操作だけでできるようになります。

エクセルのマクロを使うというと、かなり難しく感じるかもしれませんが、これから解説する方法に従ってエクセルの設定をすれば簡単にできますので、心配は不要です!

「値貼り付け」ショートカットキーの設定方法

ここからは、エクセルの画面ショットを使って、設定方法を解説していきます。

エクセルのマクロを使えるようにするところから、順に説明します。

エクセルメニューの「ファイル」を選択します。

まず始めに、エクセルメニューにある、「ファイル」を選んでください。

 

「オプション」を選択します。

画面左のメニューの一番下に、「オプション」というメニューがあります。
これを選択してください。

 

「リボンのユーザー設定」を選択します。

「オプション」メニューを選択すると、「Excelのオプション」という画面が表示されます。その左側に「リボンのユーザー設定」というメニューがありますので、それを選択してください。

「リボンのユーザー設定」を選択すると、右側にメインタブというメニューが表示されます。その中で、「開発」という項目があります。

この「開発」の欄が空欄だったら、✔を入れてください。

その後、「Excelのオプション」という画面は、右下にあるOKボタンを押して閉じてください。

最初の画面に戻るとメニューに「開発」が表示されます。

エクセルのメニューに「開発」が表示されます。これでマクロを使えるようになりました。

ここまでは、マクロが使えるようにするための設定です。

次からは、実際にマクロを使って、値の貼り付けのショートカットキーを設定していきます。

適当なセルを選んで「コピー」をしてください。

空欄のセル(どこでもよい)を選んで、右クリックして「コピー」を選んでください。

メニューの開発を選んで、「マクロの記録」を押してください。

先ほど、マクロを使えるように設定したときメニューに表示された「開発」を選んでください。

そうすると、以下のように「開発」の詳細メニューが表示されます。

その詳細メニューの真ん中よりちょっと左側に、「マクロの記録」という項目がありますので、それを押してください。

マクロの記録のボックスに必要事項を入力します。

「マクロの記録」という項目を押すと、以下の画面が表示されます。

ここでは、値の貼り付けをするためのショートカットキーの基本設定を行います。

①マクロ名(M): という欄に「値貼り付け」と入力してください。
②ショートカット キー(K): という欄に「e」と英数半角小文字で入力してください。
③マクロの保存先(I): という欄で「個人用マクロブック」を選んでください。

最後に、下の「OK」ボタンを押します。

これで、値の貼り付けをするためのショートカットキーの基本設定ができました。

元の画面に戻って同じセルで「値貼り付け」をします。

続けて、元の画面に戻ったら、コピーしたセルと同じセル上で、右クリックをしてください。

そして、値貼り付けを選んでください。

コピーを選択したセルと同じセル上で、値貼り付けをすることになります。

マクロの記録終了のボタンを押します。

値貼り付けをした後、メニューの開発を選びます。
そして、開発メニューにある詳細項目の「記録終了」ボタンを押します。

この記録終了ボタンを押して、値の貼り付けショートカットキーの設定が終了します。

値の貼り付けショートカットキーの使い方

設定した、値の貼り付けショートカットキーを実際に使ってみましょう。

使い方ですが、

①まず、普通にセルをコピーをします。
②次に、値貼り付けしたいセルを選択します。
③そして、「Ctrl+E」のキーを押します。

そうすると、値の貼り付けができているはずです。

「Ctrl+E」のキーが、値貼り付けのショートカットキーになります。

今までは、

・元のデータをコピーして
・右クリックして
・形式を選択して貼り付けを選んで
・貼り付け「値」を選んで

値の貼り付けしていましたが、ショートカットキーを使うことで、

・元のデータをコピーして
・「Ctrl+E」のキーを押して

終了です。
4つの操作が2つだけの操作になりました。

ちょっとしたことですが、エクセル作業の効率化になります。

【参考】マクロのプログラムコード

値の貼り付けショートカットキーを設定すると、マクロのプログラムが記録されます。

特に気にする必要はありませんが、値貼り付けのショートカットキーは実はちょっとしたプログラムなんだ、ということを理解してもらえたらと思います。

まとめ

今回は、Excelで値の貼り付けを簡単にする方法として、マクロを使ったショートカットキーの作成方法を解説しました。

エクセルのマクロ!?
というと、すごく難しいように感じますが、説明した順に設定をすればすぐにできます。

エクセルを毎日使う方には、このショートカットキーの登録おすすめです!

いちいちマウスの右クリックして値貼り付けするより、キーボードの中でコピーと値貼り付けできると、ほんのちょっとですがエクセル作業の効率が上がりますよ。

 

執筆者情報/経理部IS
20年以上にわたり、上場企業とその子会社で経理業務を経験。
転職6回・複数の上場企業での経験を活かし、経理を中心とした仕事に役立つ情報をブログで発信中。

ブログ名:経理課長の仕事術 https://www.keiri-manager.com/

 

 

 

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