Twitterで特定のツイートが投稿されたらSlackで共有する方法をお探しの方向け。
Twitterのキーワード検索やハッシュタグを使うと、リアルタイムの情報や最新情報を収集できますので、収集したツイートをSlackで共有して、メンバーと情報を共有するという使い方をしている方もいると思います。
毎回同じキーワードや、ハッシュタグの情報を収集しているような場合、情報収集の度にTwitterにログインして、決まったキーワードやハッシュタグを検索し、ツイートをコピペしてSlackに投稿するのは、意外と面倒ですよね。
そこで、この記事では、Zapier連携を使って、Twitterの特定ツイートを自動でSlackに共有する方法を解説します。
「TwitterとSlackを連携させて効率的に情報収集したい」とお考えの方は必見です。
ZapierとTwitterを連携してできることは8つ
最初に、Zapier連携でTwitterの特定ツイートをSlackで共有する方法を解説する前に、Zapier連携でTwitterとSlackを連携してできることを8つ紹介します。
- 自分のツイートを取得する
- 特定ユーザーのツイートを取得する
- いいねツイートを取得する
- 特定の検索キーワードを取得する
- 特定の地理的位置で検索用語を取得する
- 自分のアカウントのフォロワーを獲得した時の通知
- 特定ユーザーが新しいフォロワーを獲得した時に通知
- 特定リストの新しいツイートを取得する
上記のとおりです。
自分のツイートを取得する
自分のツイートを取得できますので、「Twitterが投稿したツイートをSlack内のメンバーと共有したい」時に使えます。
特定ユーザーのツイートを取得する
特定ユーザーのツイートを取得できますので、「情報ソースとしてチェックしているユーザーのツイートをSlack内のメンバーと共有したい」、「業界の第一人者の発言をSlack内のメンバーと共有したい」という時に使えます。
いいねツイートを取得する
特定ユーザーのツイートに「いいね」が付いたツイートを取得できます。
「チェックしているユーザーのバズったツイートだけをSlack内のメンバーと共有したい」時に使えます。
特定の検索キーワードを取得する
特定の検索キーワードや、ハッシュタグが付いたツイートを取得できます。
「よくチェックする検索キーワードや、ハッシュタグが付いたツイートを自動で取得して、Slack内のメンバーと共有したい」という時に使えます。
特定の地理的位置で検索用語を取得する
特定の地理情報(経度・緯度)と半径の距離(〇km)を設定する事で、その範囲内にあるユーザーの検索キーワードやハッシュタグににヒットするツイートを取得できます。
「東京駅から半径5km以内で、〇〇というキーワードでツイートした人のツイートを自動で取得し、Slack内のメンバーと共有たい」という時に使えます。
自分のアカウントのフォロワーを獲得した時の通知
自分のアカウントにフォロワーが増えた時に通知されます。
特定ユーザーが新しいフォロワーを獲得した時に通知
チェックしている特定のアカウントにフォロワーが増えた時に通知されます。
特定リストの新しいツイートを取得する
複数のTwitterアカウントをまとめて管理するリスト内のツイートを取得します。
「情報収集用にまとめて登録しているユーザーの最新ツイートをSlack内のメンバーと共有したい」時に使えます。
Zapier連携でTwitterの特定ツイートをSlackで共有する手順
それでは、Zapier連携を使ってTwitterの特定ツイートをSlackで共有する手順を解説します。
- 手順①:Zapierで新規Zapを作る
- 手順②:Twitter側のトリガーを設定
- 手順③:Slack側のアクションを設定する
上記のとおりです。
手順①:Zapierで新規Zapを作る
まずはZapierにログインし、ダッシュボードに移動して下さい。
なお、Zapierのアカウントをお持ちでない方は、「Zapier(ザピアー)とは?料金や機能、使い方まで徹底解説!」という記事で登録方法を解説していますので、是非どうぞ。
ダッシュボードにログインすると、下図の画面が表示されますので、左側メニューの「MAKE A ZAP」をクリックします。
手順②:Twitter側のトリガーを設定
Triggerの設定画面でTwitterと連携し、トリガーを設定します。
①検索窓に「Twitter」と入力し、②Twitterを選択します。
トリガーの選択
Trigger Eventにトリガーの選択項目が出現しますので、「Search Mention」を選択します。
トリガーを選択したら、「Save & Continue」をクリックして設定を保存します。
Twitterアカウントと連携する
トリガーを設定すると、Twitterアカウントとの連携を求められますので、「Sign in to Twitter」をクリックします。
下図ポップアップが表示されますので、①Yesになっていることを確認し、②「Yes, Continue」をクリックします。
下図画面が表示されますので、「連携アプリを認証」をクリックします。
下図の画面に戻りますので、「Choose an account」をクリックして、連携するTwitterアカウントを選択します。
Twitterアカウントを選択したら、「Save & Continue」をクリックします。
トリガーをセットする
Set up triggerという項目でトリガーをセットします。
下図赤枠内に、検索キーワードを入力します。
キーワードを入力したら、「Save & Continue」をクリックします。
キーワードを入力する時の注意点
検索キーワードがあまりに短すぎると、不要な情報まで拾ってしまう可能性が高くなりますので、事前にTwitterで共有したいキーワードの検索結果を調べておくと良いです。
トリガーのテスト
トリガーをセットすると、トリガーのテスト画面が表示されます。
トリガーとして設定した検索キーワードを拾えるか、チェックします。「Test trigger」をクリックします。
下図のように表示されました。きちんと収集できているようです。
「Continue」をクリックします。
以上でTwitterのトリガーの設定は完了です。
手順③:Slack側のアクションを設定する
続いて、Slack側のアクションを設定します。
①検索窓に「Slack」と入力し、②Slackを選択します。
アクションイベントの設定
アクションイベントを設定します。
なお、本記事では、グループ全体で情報共有を想定しているため「Send Channel Message」を選択します。
選択したら、「Save & Continue」をクリックします。
SlackとZapierを連携させる
SlackとZapierを連携させるため、Slackにサインインします。
「Sign in to Slack」をクリックします。
ポップアップで下図画面が表示されますので、「許可する」をクリックします。
Slackにサインイン後、Slackアカウントを選択します。
アカウントを選択したら「Save & Continue」をクリックします。
Set up actionの設定
Slackに投稿する内容を設定します。
設定項目が多いですが、以下2ヶ所だけ設定すれば問題ありませんので、本記事では、入力必須項目のみ設定します。
ChannelとMessageテキストの設定
①Channelの項目をクリックすると、Slackのチャンネルが表示されますので、投稿したいチャンネルを選択します。
②Message text項目で、表示させるテキストを選択します。
本記事では、ユーザー名、テキスト、URL、を選択しました。
ChannelとMessageを設定したら、画面下まで移動し「Save & Continue」をクリックします。
クリックすると、下図のようにテスト表示されます。
画面下に移動し「Retest action」をクリックします。
Slackに移動してみると、投稿を取得している事が確認できます。
テスト投稿がきちんと動作していることを確認したら、「Turn on Zap」をクリックして完了です。
Zap名の変更
下図赤枠内のクリックすると、Zap名を編集できます。
下図のように変更しました。
Zap名を編集すると、ダッシュボードで一目でわかりますので、なるべく変更するようにしましょう。
まとめ
以上、Zapier連携を使って、Twitterの特定ツイートをSlackで共有する方法を解説しました。
一度設定すれば、Twitterで検索して、Slackにコピペする手間が無くなりますので、効率的に情報収集できるようになります。
また、キーワードだけでなく、特定ユーザーのツイートもチーム内で共有できますので、情報収集を効率化したい方は是非お試しください。
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