少し前のことになりますが、2020年9月16日(水)~18日(金)の3日間にわたり、幕張メッセにて第6回会計・財務 EXPOが開催されました。
今回は現役経理である筆者が実際に会場へ足を運んでみた体験談になります。今回初めてこのイベントを知ったという方も以前から知っていたという方も、このような疑問を持ってはいないでしょうか。
・実際何をやっているところなの?
・企業サイトを見れば十分なのでは?
・現地まで行く意味あるの?
かくいう筆者も今回のイベントが初参加。「つまらなかったらパンフだけもらってさっさと帰ろう」そんな心持ちで参加しました。
第6回会計・財務 EXPOとは?
会計・財務EXPOとは、経理・財務業務支援のシステム会社が一堂に会したイベント。各システム会社が会場でブースを設置し、パンフレットや動画を見ながらのシステム説明やデモ画面を使ってシステムの使い方の解説が行われていました。
経理系だけでなく他のEXPOとも同時開催で、福利厚生EXPOや働き方改革EXPO、オフィスサービスEXPOなども同じ会場で実施されていました。
会計・財務 EXPOの会場到着~入場まで
EXPOに参加するためには事前にネットで予約をする必要があります。予約自体は無料ですので忘れずに行うようにしましょう。予約後に送られてくるメールに入場券がついており、そちらを印刷して会場に持っていけば入場することができます。
ネット予約以外にもちらしで集客をしていたようで、会場ではそちらを持っている人を多く見かけました。
会場には複数箇所で受付が行われていました。入場箇所も複数ありましたが、どこで受付・入場しても会場内は繋がっているため問題ありません。
受付では名刺が必要になります。筆者は名刺を持ち合わせていなかったのでその旨伝えると、複写式の用紙を渡されそちらに会社名や氏名・電話番号などを記入することで入場可能となりました。
受付を済ませると上記のような入場者バッジが配られます。「経理・財務」と記載されているのは私が経理所属で受付をすませたからです。総務や労務なども色の違ったバッジを首から下げていました。
こちらの入場者バッジがあれば、同時開催している他のEXPOも見ることができます。
会計・財務 EXPOでは何が見られるの?
受付ではこちらの地図をもらうことができます。広げると座布団2枚分くらいのサイズがあるため、お目当ての部分が見えるよう折りたたんで使用している人がほとんど。
会場には企業ごとに割り当てられたスペースにブースが設置されています。システムやサービスの説明が書かれたパネルや使い方説明の動画がモニターで流されるなど各社趣向を凝らしたものとなっていました。
会場を歩いていると四方八方から営業のお声がかかります。パンフレットを渡されたり企業ロゴ入りのバックを渡されたり。
各企業のブース内ではシステムのデモ画面を見ながら商品の説明を受けることができます。他EXPOでは非常食やオフィス用品の展示も行われており、企業に関わるさまざまなものを見て歩くことができます。
今回は経費精算システム・クラウド会計システムがメイン
今年の会計・財務 EXPOは経費精算システムとクラウド会計システムの出店が多く見られました。他にも給与前払のサービスやプリペイドカードサービス、経理系RPAなどが出店していました。
筆者が受けた印象としては、経費精算システムと会計システムがすでに導入されている企業にとっては見るところが少ないように感じました。
コロナの影響でオンライン商談のみでの参加や参加自体を見送った企業も多くあり、会場内では空きブースになっているスペースが一定数ありました。そのため、より経費精算システムとクラウド会計システムに偏っているように感じたのかもしれませんね。
逆に筆者は経費精算システムとワークフローシステムをメインで探しに行ったため、見るところが多すぎて回り切れない結果に。
出展企業はネットで公開されていますので、このような事態を避けるためにも事前にチェックしてから会場へ向かった方がいいでしょう。
会計・財務 EXPOに行くメリット
実際に会場に行って感じたメリットがいくつかありました。
・デモ画面が見られる
・知らないシステム、サービスに出会える
・パンフレットが手に入る
・気になる企業を一気に回れる
やはり、実際の画面を見ながら説明してもらえるというのが一番良かったです。疑問点がすぐに解消され、どのシステムが自社に合っていそうか考えながら回ることができました。
筆者は会計システムの会社を訪れた後「あそこの会計システム使ってるんですけど、御社のシステムと連携できますか?」と会計システムのブースを指さしながら経費精算システムの会社で質問して回りました。手っ取り早く回答が得られありがたかったです。
また、自分が知らなかったシステムやサービスと出会えたことも大きなメリットでした。普段の自分の興味の範囲外のものも、この会場では歩いていれば自然に目に入ってきます。「え、こんなのあるんだ!」とブースにふらりと立ち寄ってしまうこともしばしば。自宅でパソコンに向き合っていたのでは出会えなかったサービスを知ることができました。
正直なところ・・・次回も行きたい?
これはもうYESです。経理系のクラウドシステムやサービスは結構知っているつもりではいましたが、実際会場に訪れてみると知らない新サービスと出会えたりデモ画面を触らせてもらえたりと自宅で企業サイトを見ていただけでは得ることができなかった体験をすることができました。
正直経理・財務系のシステムに興味がない方にとってはあまり楽しくないイベントだと思います。訪れても退屈することでしょう。
逆に、経理・財務系のシステムを探している方や興味のある方にはおすすめです。やはり実際の画面を使ってデモができるということが大きいです。1社だけでなく複数社でデモができるため、何のシステムを導入したいのかさえ決めていけば会場内で比較検討を行うことができます。
東京では次回は4月に開催予定とのこと。また時間を合わせてぜひ遊びに行きたいです。