RPA導入事例まとめ6例【病院・医療業務編】

目次

  1. 東京歯科大学市川総合病院
  2. 五の橋レディスクリニック
  3. 名古屋大学医学部附属病院
  4. 日本医科大学付属病院
  5. 札幌東徳洲会病院
  6. 糸島市

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東京歯科大学市川総合病院がRPAを導入、医療従事者向けロボット
の運用開始。医療の質と安全の向上を目指す

東京歯科大学市川総合病院は、2018年6月、RPA導入検討を開始し、一部試験運用を経て、2019年7月より本格導入に踏み切りました。RPA導入により、様々な経営課題を解決し、医療の質と安全の向上を目指す、としています。

具体的には、CTとMRI画像診断における医師の未読患者リストを抽出し、レポートを印刷するロボット(今後、放射線以外のレポート未読についても着手する予定)や、血液検査の結果、eGFR値が基準値以下で翌日以降の検査予定の患者リストを抽出する(eGFR値が基準値以下の場合はCTとMRI検査時の造影剤投与が禁止されているため)ロボット(2019年10月より試験運用を開始する予定)の構築を実施し、運用を始めます。
導入したRPAツールは、RPAテクノロジーズが提供する「BizRobo!」です。

今後、同病院では、 医師等診療部門、 看護部門およびコメディカル部門などと協力しながら、RPAを活用、 医師の働き方改革への貢献や電子カルテと部門システム間のリアルタイム性を重視しない接続、RPA+AIの融合による効率化を実現、といった活用領域を基軸として、RPAの推進に取り組んでいく、としています。

参照元『PR TIMES

五の橋レディスクリニックがRPAを導入。きっかけは「人手不足」解消のため。人為的なミスも無くなり、患者の待ち時間短縮

江東区亀戸の五の橋レディスクリニックでは、RPAを活用して、業務の効率化を実現しています。その背景には、人手不足の解消という課題がありました。

RPA導入によって、検査結果の電子カルテへの取り込みや電子カルテへの病名登録の入力、及びレセプトチェック診療予約システムの診療予約枠設定などの業務が自動化されています。導入したRPAツールは、WinActorです。

導入後は、人的な負担が大きく軽減され、データの入力ミスもなくなりました。スタッフは空いた時間で患者対応に集中できるようになり、病院業務の質の向上にも貢献しています。また、患者の待ち時間も減らすことにも成功しました。
今後は、会計入力の自動化を始め、受付・事務の業務を中心に自動化していきたい、としています。

参照元『タアシエ株式会社

名古屋大学医学部附属病院がRPA本格導入で定型業務を自動化。約9800時間の業務効率化へ

名古屋大学医学部附属病院(以下名大病院)は、2018年12月からRPA導入の実証実験を実施、2019年5月から本格導入を行い、事務部門での定型業務のRPA化を推進しています。

RPA活用の背景には、医療業界における、過重労働・人手不足、さらに今後予想される、労働需給逼迫の深刻化、といった、問題の解決があります。

名大病院では、2018年12月から、総務課、人事労務課、経営企画課、経理課、医事課の各部署にてRPA導入の実証実験を行ってきました。
実験では、会議開催案内メール自動送付や医師勤務時間の集計、外部資金や科学技術研究費補助金の収支簿作成、医事施設基準に関わる各種データの集計等の作業が行われました。
ロボットは職員の手で作成され、合計で415.7時間の業務削減が可能となりました。
導入したRPAツールは、RPAテクノロジーズが提供するBizRobo!です。

2019年5月からは、院内全ての事務部門に導入することにより、合計約9800時間の業務効率化が見込まれています。
さらに、定型業務の自動化を推進することで、職員のより付加価値の高い業務へのシフトを実現していきたい、としています。

参照元『PR TIMES

日本医科大学付属病院がRPAによる業務自動化サービスを導入。事務業務の生産性向上、より良い医療サービスの提供へ

日本医科大学付属病院(以下、日医大病院)は、RPAを活用した業務自動化サービスを導入しています。
医療機関では、医療スタッフ、事務スタッフともに、慢性的な人手不足が課題となっていますが、日医大病院では、業務自動化による経営の効率化、職員の負荷軽減、そしてより良い医療サービスの提供を目指すため、RPAに着目、導入を検討しました。

本格導入に先立ち、2018年7月よりRPA推進プロジェクトが始動、9月よりトライアル導入をスタート。現在は、月次および累計の入院・外来診療データや診療科別診療費データの作成など7業務にてRPA化を実現しています。
さらに保険関連データ(査定・返戻分析統計資料)作成業務においてもシナリオ作成を進めるなど、対象業務の拡大を見込んでいます。
導入されたRPAツールは「WinActor」です。

RPAの導入により、業務の効率化はもちろん、医事課のスタッフが患者との接触を増やすことができ、より充実したサポートの提供が可能となりました。
今後もRPAの推進を計画しており、2019年度の庶務課への導入に向け、シナリオの作成を進めています。

参照元『PR TIMES

札幌東徳洲会病院がRPA活用で業務改善。ロボット代行で月46時間短縮、患者体験価値の向上目指す

札幌東徳洲会病院は、RPAを活用した業務改善を進めています。同院は、2018年1月からRPAツールのテスト導入を行い、同年3月末に本格導入をしました。

同院では、かねてからExcelなどをベースに業務改善を行ってきましたが、手入力作業が多く残ってしまったり、使える人員が限られてしまったり、といくつかの課題を抱えていました。RPA導入の背景には、これらの課題の解決があります。

RPAは、主に医事課の業務で使用されており、電子カルテ上に作成した病院日誌をもとに、エクセルで作成した別のデータベースに数値を自動入力したり、月に数百通届く「要否意見書」をスキャンして文字を認識名前や住所から電子カルテ上にある患者IDを自動検索してリスト化したり、などの作業を自動化しています。

導入後、毎朝のルーチン雑務の自動化により、試算では月間46時間ほどの業務短縮につながり、その効果が実感されています。さらに、RPA活用を推進することで、長く働ける職場環境づくりに寄与し、患者との対話を増やし、患者体験価値の向上にも努める、としています。

参照元『RPAホワイトカラー革命(日経ムック)』

糸島市が、AIを活用した、国民健康保険レセプト内容点検業務支援システム導入。コスト削減、及び効果向上に期待

福岡県糸島市は、国民健康保険レセプト(診療報酬明細)の内容点検にAIを活用し、点検業務の効率化、点検効果の向上を目指しています。

現在、糸島市では、点検職員5人で年間約49万枚のレセプトの内容点検を実施していますが、点検職員によって知識・経験に差がある、点検技能向上や平準化のための十分な研修が実施できていない、レセプト内容点検財政効果率が減少している、などの問題点があり、これらの課題を解消するためにAIが導入されました。

平成30年11月と12月に、AIを活用した、レセプト内容点検システムのトライアル使用を行い、点検職員による目視と併用し、点検を実施しました。システムの学習機能更新により、毎月、点検水準も向上しています。
導入されたサービスは、NTTデータ九州のレセプト点検自動化サービスです。

導入後の成果として、システムの点検観点向上により、点検業務のコスト削減、及びその効果が期待される、としています。

参照元『総務省

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