データドリブンとは、計測などによって得られたデータを分析し、判断を下して、次のアクションを起こしていくことです。データ駆動ともいいます。
データドリブンはマーケティング手法のひとつとしても、利用されています。いわゆるデータ・ドリブン・マーケティングですね。
データ・ドリブン・マーケティングでは、売上データ、顧客データなどのデータを収集し、得られたデータの分析結果に基づいて、意思決定・経営判断、アクションプランの作成、などを行います。そしてアクションを起こして、その結果、得られたデータの分析結果を基に、さらに次のアクションを起こしていきます。
例えば顧客管理においては、ターゲットとする顧客層の行動パターンなどを分析し、新規顧客の獲得を目指し、さらにその成約に至った詳細、利用満足度やリピート率のデータを基にして、既存顧客へのアプローチなどのアクションを起こしていきます。
現在は、価値観の多様化、消費者行動の複雑化などによって、単純なアプローチではとても市場のニーズを満たしきれません。このような多様化、複雑化した市場においては、データドリブンの考え方はとても有効です。
しかし、その際に大事なことは、人間の主観にとらわれず、あくまでデータに基づいて、決定・判断を下す、ということです。
また、データドリブンはマーケティング以外にも、組織作りや経営指針の要諦とされるなど、さまざまなビジネス領域に活かされています。