コンポーネントとは
コンポーネントとは、構成要素、部品あるいは成分を表す単語で、いろいろな分野で用いられています。
ITの分野では、コンピュータソフトウェアやシステムを構成する部品や要素などを指します。
この部品や要素とは、ある特定の機能を実現する単位で、部品化されたソフトウェアのことです。再利用が可能なように開発され、ソフトウェアコンポーネント、ソフトウェア部品などといいます。
ソフトウェアコンポーネントは、それぞれ特定の機能を持ち、単体で完結はしていますが、単体では使用できず、他のプログラムから呼び出されて、その機能を実現します。
モジュールとの違い
コンポーネントと意味が類似した単語にモジュールがあります。
モジュールとは、システムへのインターフェースの仕様が規格化・標準化され、交換や追加が容易な構成部品・機能単位、といった意味で、コンポーネントとほぼ同じ概念として用いられることが多いです。
違いは、モジュールには、「交換や追加が容易な」というニュアンスがあり、コンポーネントは単純に部品一般のことを指すことが多い、というところでしょうか。
各分野においてのコンポーネントの意味
コンポーネントは、機械の分野では、その機械を構成する部品の一つひとつを指します。
オーディオ機器においては、音響機能などの独立した機能の単位、またアンプ、スピーカーといった個々の装置を指します。
自転車では、自転車を構成するパーツ群をひとまとまりでコンポーネントと呼びます。