AIが発展してきた歴史を解説!RPAロボットとの違いとは?

既に様々な機械やサービスに組み込まれ、活用されているAI(人工知能)。インターネットの検索エンジンやスマートフォンの音声応答アプリケーション、Googleの音声検索や音声入力機能、掃除ロボットなどはAI(人工知能)を搭載した身近な例です。また、店頭で接客するロボットや介護ロボットのように、AI(人工知能)を搭載した人型ロボットも実⽤化されるなど、AI(人工知能)の認知度も徐々に上がりつつあります。

しかし、改めて「AI(人工知能)って何ですか?」と聞かれると、「こちらから話しかけたら答えてくれるようなロボットのことでは?」と思う方も多いかもしれません。

今回は、AI(人工知能)の定義と発展の歴史、働き方改革で取り上げられることの多いRPAとの違いまでを解説していきたいと思います。

AI(人工知能)とは?

一般的には「人工的に人間の知能を模倣するための概念と技術」と解釈されているAI(人工知能)。そもそもAIとは、「Artificial Intelligence」の頭文字を取った言葉で、日本語では「人工知能」と訳されています。日本では、AIも人工知能も耳馴染みがあるワードかもしれません。

Wikipediaでは「人工的にコンピューター上などで人間と同様の知能を実現させようという試み、あるいはそのための一連の基礎技術を指す」(Wikipediaより引用)と定義されていますが、AI(人工知能)にはこれといった技術的な定義はなく、単なる「概念」として捉えられています。AI(人工知能)の解釈は研究者によっても千差万別で、人の知的な活動を自動化したものが、通称「AI」とされているのです。

AI(人工知能)が活躍可能なフィールドは無限

AI(人工知能)には、「人間のように“学習”したコンピューターが、学習で培った知識をもとに様々なケースを“推測”する」ことが求められています。そのため、既に実用化されているAI(人工知能)には、複雑なプラットフォームやアルゴリズムが用いられているのです。

身近なところでは障害物を避ける自動運転、インターネットの画像検索やウェブページ検索、産業分野のロボット制御や画像処理など、様々な場所にAI(人工知能)が活用されています。

また、「AI(人工知能)=最新技術」といったイメージを持たれがちですが、古くは1950年代から研究が続けられている技術でもあるのです。

AI(人工知能)の発展の歴史

AI(人工知能)は、機械学習などのデータサイエンス(情報科学)と、高性能の計算機を生み出したコンピューターサイエンス(計算機科学)、双方の技術革新が生み出した賜物であるといえます。データサイエンスとコンピューターサイエンスの発展に加え、大量データの存在により、機械が人以上の能力を発揮して行動するようになっています。

この象徴的な事例がAlphaGo(アルファ碁)です。人間同士では何百年とかかる莫大な数の囲碁の対局経験を短時間でこなしたところ、AlphaGo(アルファ碁)は囲碁の世界チャンピオンを破るに至っています。AlphaGo(アルファ碁)を支えているのは、「ディープラーニング」や「強化学習」という機械学習の手法と、大量の対戦データを高速で処理するコンピューターが中心となっています。
AI(人工知能)の研究と発展の過程では、1950年代後半~1960年代を第一次、1980年代を第二次、2000年代から現在までを第三次と、これまでに合計3回のブームと冬の時代が交互に訪れてきたとされています。

AIとRPAの違いとは?

現在のAI(人工知能)では、「データにもとづいて予測(推論)や分類作業を行う」ことが可能です。分かりやすくいうと、膨大な量のデータから人間が読み取れないルールを瞬時に見つけ出し、ルールに基づいて予測を立てるなど何らかの結果を導くのがAI(人工知能)といえます。上記の段落では音声検索機能などをご紹介しましたが、AI(人工知能)の性格からいうと、携帯電話で撮った写真を被写体ごとに自動的に分類したり、過去の気温データと売上データの相関関係から売上予測を立てたり、これまでに購入した買い物履歴の中からおすすめの商品をピックアップしたりすることも可能です。

一方のRPAは、人間が指示した内容をもとに、単純な作業を正確に実行するソフトウェアロボットです。例えば、膨大な量の顧客リストの作成や毎月の売上管理は可能ですが、顧客の年齢層にどのような商品やサービスを勧めればよいのか、売上が下がる月にはどのようなアプローチが効果的なのかといったことは、AI(人工知能)の得意とする領域といえます。最近では、RPAの機能にAI(人工知能)を組み込んだ業務自動化支援システムの開発など、AI(人工知能)とRPA、それぞれの得意領域を掛け合わせることで、業務の効率化を図ろうとする動きも出てきています。

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