AIロボットによる孤独感の解消

人間らしく話すAIロボットが出てきた

AIロボットは、世界中に存在する。日本では、大阪大学と京都大学が共同開発した『ERICA』、日本マイクロソフト社が開発した『りんな』、CGアーティストの石川晃之さんと友香さん夫婦ユニット『TELYUKA』が作成した『Saya』などがいる。

 これらは、外見上は、かなり人間に近づいてきている。また、会話も、ある程度可能である。特に、『ERICA』は、日本テレビでアンドロイドアナウンサーとして活動しているほどだ。

 会話の精度を上げるには、より多くのデータを集め、AIの特徴の一つである『音声認識』を育てていくことが重要である。外見も内面も人間に近づいているAIロボットと会話ができるようになることで、孤独感を抱えている人々のそれを、解消できるのではないか?と考えている。

そもそも、AIとは?

近年、『AI』という言葉は、ニュースを見れば毎日のように見かけるし、アプリなどで利用・体験することも可能である。一方で、『言葉は知ってるけど、説明できるほどではない』という方も居るだろう。

 AIについての概要を、下記にまとめてみた。

  • 言語の理解・推論・問題解決などの知的行動を、人間に代わってコンピューターに行わせる技術のこと。
  • 『人工知能』とも呼ばれる。
  • 『Artificial Intelligence』の略。
  • 応用範囲は、『自然言語処理』『音声認識』『画像認識』『知能ロボット』などがある。
  • 自然言語処理とは、人間が日常的に使っている自然言語をコンピで取り扱う技術の総称。『かな漢字変換』『機械翻訳』『構造解析』など。
  • 音声認識とは、人間の音声を解析し、コンピュータで処理できるデータに変換する技術。『口述筆記の自動化』『音声による機械操作』『発声者の識別』など。
  • 画像認識とは、画像処理の技術を用いて、画像を理解・認識すること。『文字認識』『生体認証』など。
  • 知能ロボットとは、視覚・聴覚・触覚などの感覚機能から得た情報を認識し、ある程度の判断能力を持ったロボットのこと。

 これからAIはどんどん進化していき、2045年には、AIが人間の知能を超えるという『シンギュラリティ』を迎えるとも言われている。

AIロボットとは?AIとロボットの違いは?

ここで、AIロボットについてまとめてみる。まず、AIロボットとは、AIとロボットを組み合わせたものである。AIとは、上記にあるように、『知能行動をする技術』のことである。つまり、AI自体に形は存在しない。一方、ロボットは、『一連の作業を自動で行うようにプログラムされた機械装置』のことである。つまり、形が存在する。形のないAIに機械という形を与えたものが、『AIロボット』である。

 ロボットにAIを組み合わせることで、『自律』して作業を行うようになる。例として、ロボットシェフやデリバリーロボットなどがある。これらは、人間が普段行っている作業を『代替』している。ロボットシェフで言えば『料理』、デリバリーロボットで言えば『配達』となる。

 日本国内だけでも、AIロボットを開発している企業は、数多くある。大企業のみならず、中小零細企業も、開発をしている。このようなAIロボットは、孤独感の解消に繋がると考えている。

孤独感の解消

AIロボット(ここでは、前出のERICAとする)が増えていくことで、孤独感の解消に繋がると考えている。なぜなら、会話の相手になってくれるからである。会話の質も外見もまだまだ改善の余地はあるが、限りなく人間に近づいてきている(ソフトロボティクスや読唇術など)。人間と同等レベルの会話をすることができれば、寂しさを紛らわすことができ、孤独感の解消に繋がるだろう。そして、AIロボットなので、24時間、いつでも会話することが可能である。これは、対人と違って、大きなメリットである。カウンセリングのデータを読み込ませれば、AIロボットにカウンセリングをしてもらうことも可能だろう。

孤独感で悩まされている人は、すべての世代に存在する。そして、孤独感の増幅は、自殺率にも関わってくる。ネガティブな印象もあるAIロボットだが、『孤独感の解消』などのポジティブな面もあることを忘れてはいけない。

【参考】
MRIマンスリーレビュー2018年12月 『26歳の女性が日本で一番孤独
厚生労働統計協会 平光良充 2015年6月 『孤独感による自殺死亡と同居人の有無の関連
2017年3月1日『日本財団自殺意識調査2016(結果概要)
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