RPAが効果をあげられる2つの領域。社員の仕事はどう変化する?

RPA導入による大きなメリットは、人間と違って1日24時間、365日働いてもまったく問題ないことです。しかもその処理速度の速さは人の手を介した作業とは比較になりません。

今回はRPAの生産性の高さについて見ていきましょう。

RPAがもたらす飛躍的生産性

RPAの次の2つの領域に対して導入効果を上げられます。ひとつは定型作業の効率化であり、もうひとつは新たな時間の創出により、本来従業員がすべきだった高度な業務への取り組みへの可能性ということです。

バックオフィスでは定型作業が日々の業務の中心であることが多く、業務に達成感がなかったり、その業務を通じて感じられるやりがい希薄になりがちという、いわゆるモチベーション管理上の問題が多発するということは避けられない事実です。いくらモチベーションを引き上げようとしても、行っている業務自体が定型作業ベースでは打つ手がないのが現実でした。

しかし、RPA導入によりこうした定型的な単純作業をロボットが完全に肩代わりしてくれるようになるため、これまで従事していた従業員は定型作業以外の業務にシフトを変えることが可能になり、業務上のモチベーションを大きく変化させることができるようになるのです。

どれだけ働いても労働問題が発生しないRPA

RPAはソフトウエアロボットのため、人のような休みや残業に対する配慮は不必要です。労務管理に苦慮してきた企業にとっては、まさに救世主的な存在として機能してくれるでしょう。特に秀逸なのはその生産性と効率性の高さで、あらゆる業務で人が実施する作業よりも正確性が高いのに加えスピードもほぼ150倍から200倍を常に維持することができる点は大きな魅力です。

初期の導入コストもこれまでのITのシステム開発などに比べれば非常に割安で、また、人を採用したときの費用や時間と比較した場合でも、かなり低く抑えることができるのも、導入側の企業にとっては大きなメリットとなるといえるでしょう。

雇用人数を増やすことで残業問題に対応できない企業にとっても、こうした根本的な問題を解決してくれるRPAに対する期待と関心は日に日に高まる状況にあります。

人間の仕事はよりやりがいのあるものにシフト

RPAの導入により定型作業から多くの現場スタッフが解放されることになれば、本来実施すべき業務への注力を高めるとともに専門性の高い業務への取り組み全社をあげて取り組んでいくことが可能になります。結果、会社の事業戦略に大きな影響を与えることになり、競争力の高い組織を構築していくことができるようになります。

これは現場のスタッフにとっては、これまでにない働き方改革での新たな業務機会を与えられることになるため、「やりがい」といったモチベーションの問題にも一大変革を及ぼすものになるといえるのです。また、導入の際にはこの点も大きなメリットとして現場スタッフに共有していくことが、RPA導入の成功のカギと言えます。

※この記事は2018年3月26日に作成された内容になっております
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