RPAで業務効率化!WinAutomationで変数を使うには?

前回はWinAutomationを使って簡単なメッセージを表示させました。今回は「変数」を使ってロボットを動かしてみます。

変数とは

前回「RPAをはじめよう」と表示するだけのロボットに、表示内容を指示するにはどうすればよいでしょう か?表示内容を「ロボットをはじめよう」「処理をはじめよう」などのようにするだけで、毎回ロボットを作成するのでは大変です。表示する内容をロボットに入力し、入力された値をロボットが受け取ることができれば同じロボットの汎用性が 高まります。この機能を提供するのが変数です。

変数の使い方

早速、「RPAをはじめよう」のRPAのところを「〇〇をはじめよう」と変数を使って定義し、入力値によって変更できるようにしましょう。

手順1 New Robotの登録

New Robot’s Nameに「ロボットに質問させる」と入力して、「Robot Designer」をクリックします。

手順2 Robot Designer画面でアクションを選択

Actionsエリアの検索ウィンドウ(虫眼鏡のアイコン)を使って、名前を質問するボックス(ここでは「Display Input Dialog」使用)のアクションを検索のうえ選択します。

手順3 Display Input Dialogアクションの設定

作業を質問(入力を促す)するボックスを設定するためのポップアップが表示されるので、右図のように登録して「OK」をクリックします。

手順4 Display Messageアクションを選択

ポップアップが消えMainエリアに「Display Input Dialog」」の新規アクションが追加されたのを確認し、次のアクションであるメッセージボックス表示(「Display Message」)の設定に移ります。

手順5 変数を使用してDisplay Messageアクションを設定

メッセージボックスにどのようなメッセージを表示させるかを設定するポップアップが表示されるので、先ほど設定した「Display Input Dialog」(変数名:%YourWork%)を使い、右図のように登録して「OK」をクリックします。

手順6 ロボットの保存と実行 

Mainエリアに「Display Input Dialog」と「Display Message」2つのアクションが登録されたことを確認のうえ保存し、リボンの実行ボタンをクリックして実行します。

手順7 設定した質問に回答

「Display Input Dialog」で設定した作業を質問するためのポップアップが表示されるので、任意の作業を入力して「OK」をクリックします。

手順8 実行結果

手順7で入力した名前(変数)を使用してロボットが挨拶します。「OK」をクリックして終了します。

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