RPA導入事例まとめ6例【製造業・メーカー編】

RPA導入事例まとめ6例【製造業・メーカー編】

モランボン、365日対応の受注業務をRPAツールで自動化。マンパワー不足への体制を整える

焼肉のたれでおなじみの食品メーカー・モランボンは、RPAを活用し、Webからの受注データのダウンロード作業を自動化、365日、ソフトウェアロボットにWeb受注業務を任せられる体制を整えました。

モランボンでは、従来、Webからの受注処理を手作業で行っていましたが、取引拡大に伴う作業増により予想される、マンパワー不足への対応体制を整えるために、RPAの導入に踏み切りました。

RPAの導入により、約100受信のウェブ受注処理の自動化を計画しており、2019年9月現在、約16受信を自動化しています。導入したRPAツールは「Autoブラウザ名人」です。

同社は、今後、月に2受信は自動化できるよう、開発体制を強化する計画で、また、将来的には、データセンターでの運用も検討している、としています。
さらに、人事や総務、経理部門、マーケティングの分野でも対象業務をリストアップし、自動化を進める計画である、とのことです。

参照元『PR TIMES

KDDIエボルバ、iOS、Androidのスマホキッティング作業にRPA導入。最大99%の作業工数を削減

KDDIエボルバは2019年9月、西日本と東日本の物流センターで受託する、スマートフォンなどのキッティング(初期設定)作業にRPAを導入、自動化した、と発表しました。iOSのキッティング自動化は世界初、Androidは業界初となります。

導入の背景には、フィーチャーフォン生産終了を機としたスマートフォンのキッティング業務の受託案件・台数の増加や端末の多様化による作業の複雑化で工数が増えたこと、また、採用難や繁閑差のあるセンターの状況、などの課題の解決があります。

実施内容は、西日本物流センターで実用化後、東日本物流センターにもRPAを導入し、自動キッティングを拡大、Android版キッティングRPAの業務全体で平均78%を自動化。iOS版キッティングRPAでは業務全体で平均33%を自動化しました。

導入後の成果として、Android版キッティングRPAで最大約99%の工数を削減、受託案件全体では6カ月で平均64%の工数を削減しました。
Android版、iOS版の運用により、6カ月間で作業全体の50%に相当する2885時間の工数を削減し、納期短縮、ミス率0.002%という高品質化を実現、顧客満足度の向上へもつなげました。また、今後は、紙伝票をシステム登録する業務の自動化や、キッティングRPAのリビジョンアップで更なる効率化に取組んでいく、としています。

参照元『マイナビニュース

JFEスチール、RPA化で定型作業時間が約4分の1に。「労働の質の向上」を通じ、ワークスタイル変革を推進

JFEスチール株式会社は、定型的な作業にRPAを活用し、業務の効率化を実現しています。RPA化推進の背景には、ワークスタイル変革への取り組みがあります。定型作業をRPA化して労働の質を更に高めることで、会社としての競争力の向上と社員のより良いワークライフバランスの実現を目指す、というものです。

RPA化した業務は、海外総務部門における、「拠点経費の収集」で毎月発生する経費処理、「拠点予算のとりまとめ」で年2回発生する、拠点の予算の集計処理です。
どちらの処理も定型作業ですが、かなり煩雑な作業で、さらに決算期間中の限られた時間の中での対応が必要でした。導入されたRPAツールはUiPathです。

導入効果としては、約2,400時間掛かっていた定型作業が約1/4の600時間に削減され、削減時間を他の業務に充てられるようになりました。
また、作業のミスがなくなったこと、作業の精神的な重圧から解放されたことも、大きなメリットです。
今後は、海外総務部門での実績や経験を踏まえて、全社的にRPA化を推進したいと考え、社内報などを通じて候補となる業務の募集を呼び掛けている、とのことです。

参照元『JFEシステムズ株式会社-導入事例

マルコメ株式会社がRPAの活用でルーティン業務を効率化。20分の作業を5分に短縮、対応時間を70%削減

味噌大手の食品メーカー・マルコメ株式会社(以下、マルコメ)は、RPAを活用し、ルーティン業務を自動化、作業の効率化を図っています。

RPA化の背景には、50社以上ある各卸先のPOSデータ収集作業に、多大な時間を要しており、この作業の負担軽減が課題となっていたことがあります。

卸先企業約50社ごとに存在するPOSデータ・ダウンロード・サイトへアクセスし、条件を設定した上でデータを取得する作業にRPAを活用、自動化しました。
導入したRPAソリューションは、「SynchRoid」です。マルコメは、RPAの導入経験がなく、ロボットの作成に不安がありましたが、提供元のソフトバンクからの開発サポートもあり、スムーズに作成できました。

導入効果としては、1社約20分かかっていたデータ収集作業を、自動化により1社約5分に短縮対応時間が約70%削減されました。
今後はPOSデータの収集に留まらず、データの集計など自動化できる業務で積極的に活用し、さらなる効率化を目指す、としています。

参照元『ソフトバンク

キリンビール、国内9工場でRPAを本格導入。就労1万時間削減目指す

キリンビールは国内9工場でRPAの本格導入を始めました。購買業務や労務管理、設備保全といった社内システムへの登録とダウンロードなどの作業をRPAに置き換えます。導入の背景には、キリン国内グループ各社で2021年に労働時間削減で9万時間を目指していることがあります。

名古屋工場で先行して8案件を導入し、これらを全国各工場に水平展開します。名古屋工場の購買業務では注文から見積もり依頼、承認までをRPAで対応し、残業集計から分析・グラフ化する労務管理作業も置き換えます。
また、設備の費用管理や故障履歴の登録にも対応し、製造計画を基にした中間製品の帳票なども自動的にダウンロードします。このほか、分析データ確認やエネルギー月報など、8種の業務をRPA化しました。

キリンは導入効果が想定以上に上がっているとして、今後は必要に応じて全国各工場に展開、購買システムは全工場に、労務管理システムは3工場で、設備保全システムは4工場で導入する計画です。
2020年第3四半期までに導入を完了させる意向で、全工場の労働時間で導入前に比べて年間ベースで1万時間の削減を目指します

参照元『ニューススイッチ(日刊工業新聞)

マックス株式会社、メール処理などの自動化を実現。8時間の作業が50分に短縮、工数を最大90%削減

ホッチキスでお馴染のツールメーカー・マックス株式会社は、完全自動化のコンセプトのもと、メールEDIシステムの構築をスタートさせています。
システム構築の背景には、メール処理の効率化があります。従来のメール処理は、人海戦術で、業務処理の工数が多く、この問題の解決が課題となっていました。

メールEDIシステムの構築によって、取引の受注から発注までの一連のプロセスや海外倉庫の入庫・出庫・在庫管理などの自動化が実現されました。導入したツールは「ASTERIA WARP」です。

導入効果については、25時間かけていた手作業の伝票入力が自動化によって確認作業だけで済むようになったり、検収データと側請データの突合作業では、あるケースでは従来8時間ほど要していた作業が50分に短縮され、最大90%も工数を削減できました。
さらにSTERIA WARPで修理見積書をPDF化し、セキュリティの強化・整備も推進しています。
また、メールEDIのほかにも人事システムのデータ取り込みなども自動化していますが、これも手作業で2時間かかっていた作業を10分程度まで短縮できています。
同社は、今後も引き続き、現状システムの拡張を視野に入れ、全般的にメールEDIを進めていく方向です。

参照元『ASTERIA

各社のRPA導入事例や取り組みを紹介

2019.09.27

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