つまらない仕事を「すごい」プロジェクトにするための“キーワード”とは?

昨年のニュースから話題になった「スーパーボランティア」の尾畠さん。後にも、先にも、あんなにキラキラした目をしてボランティアに励んでいる人を見たことがありませんでした。あそこまで多くの注目を集めたのは、ボランティアの成果だけでなく、真摯に熱意を持って取り組む姿に日本中の人が感動したからにほかなりません。

さて、今関わっている仕事に対して、尾畠さんのような使命感と情熱を持ち、夢中になって取り組むことができるでしょうか。もしくは、今の仕事をそのように取り組みたくなる「すごい」仕事に生まれ変わらせることができるのでしょうか。「セルフブランディングの必要性」でもご紹介したトム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦・第2作目「セクシープロジェクトで差をつけろ!」から、つまらない仕事を「すごい」仕事にする企画のヒントをご紹介します。

枠を取っ払う

すごいプロジェクトが生まれるかどうかは、ただひとつ「枠を取っ払えるかどうか」にかかっている。どんな任務も業務も雑用も、出発点にすぎない。あなたの本当の仕事は、一見つまらない任務や業務や雑用を、カッコいいもの、忘れられないもの、すごいものに変えることだ。

引用元:トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲②「セクシープロジェクトで差をつけろ!」

要は気の持ちようと技の使いよう、ということなのですが、最初のこの段階でつまづくことは多いはず。本で一例として挙げられているのは、例えば会社の記念すべき日に社員旅行が計画され、あなたがその幹事に任命された場合。あーあとため息をつくか、それとも社員全員が一生忘れられない旅行にしてやろうと思うか。憂鬱な仕事を、自分たちの価値観を体現する一大プロジェクトに変えてはいけない理由はないといいます。

メモ魔になる

メモの重要性については、ベストセラーとなっている前田裕二さんの「メモの魔力」でも大変注目されていますが、やはりここでも同じです。それは、すべてアンテナをつねにピクつかせていることから始まるからです。ポイントは物を見る眼を養い、小さなことに感動できる感性を磨くことにあります。

ウィンストン・チャーチルは「教育でいちばん大切なものは意欲だ」と言い、リーダーシップの教祖ウォーレン・ベニスは「私は好奇心のかたまりとして記憶されたい」と言いましたがプロジェクトの枠を取り払う人にも同じことがいえます。プロジェクトや仕事を突き動かすのは意欲や好奇心であり、その感性を育てるために必要な技がメモをすることなのです。

紙でも電子でもいいが、まずは「観察ノート」をつくってみよう。(1)ムカつくことに出くわしたら、(2)すごいものに出くわしたら、なんでも書き留める。(1)は、どんな小さなことでもいい。たとえば、ユーザーにやさしくない伝票とか、チンプンカンプンの使用説明書とか・・・。(2)は、自分の仕事に活かせることなら何でもいい。たとえば、レストランや球場や歯科医の待合室での感動的な体験など・・・。

引用元:トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲②「セクシープロジェクトで差をつけろ!」

強い好奇心を持ち、何でも吸収してやろうという気持ちでいると、不思議なことが起こると言います。それは往々にして、思いもよらぬことです。ちょっとしたことを思いつくと、ひらめきがひらめきを呼び、頭の中でばらばらになっていたものが次から次へとつながり始めるのです。そして、つまらない仕事をときめきのプロジェクトに変える能力が高まっていきます。

「すごい」という言葉を意識的に使ってみる

自分がいつも使っている言葉をあえて変えてみるという訓練方法もあります。「すごい」という言葉をいつも使えるかどうか、何をやるときも、まず「すごい」という言葉に浮かぶかどうか。「すごい」という言葉が好きになり、「すごいこと」をやりたいと思う。「すごいこと」とは何かをいつも考えていなければ、忘れられないプロジェクト、生涯自慢できるプロジェクトは生まれません。ですから、周波数をいつもすごいことに合わせておくのです。言葉の使い方というのは単純なようでいて、言葉自体にパワーがあるので意外にも生み出す結果は大きいはずです。意識を高める訓練として、これならメモ同様に、今すぐにでもできることですね。

勝利の瞬間をイメージするスポーツ選手のように、プロジェクトが大成功したときのことを考えてみるのも手です。考えるだけで胸が高鳴ってくるか、頭の中で絵を描いてみて、構想を視覚化してみます。またそうすることで、それがやる価値のあるプロジェクトなのかも具体的にわかります。やり遂げた時に「うちのやり方」が少しでも変わっていないと意味がありません。働く時間の大半は、ひとつひとつの仕事のプロジェクトに費やしており、自分の実績となります。たとえつまらない仕事に思えても、やる価値がある仕事、大事な仕事、世界を変える仕事、長くインパクトが残る仕事に変えることです。

最後に・・・

つまらない仕事を、すごいプロジェクトに変えろ、それが本書のメッセージでした。しかし、訳者あとがきにも記されていますが大事なのは、「おもしろいことをやってやろうと思うと、仕事がおもしろくなる生きているのが楽しくなる」そのことにあります。「そういう生活を続けていると、五年後、あるいは十年後に、その人は大爆発する。つまらない仕事をつまらなくやっている人は、いつまでたってもくすんでいる。どんな仕事でも、神様からもらった尊い仕事だという誇りがもてるかどうか、人間の「丈の高さ」はそこで決まる。」とも、書かれています。まずは楽しんで、メモを取り、言葉にしてみる、そんな姿勢が大切ですね。

書籍:トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作成② セクシープロジェクトで差をつけろ!

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ABOUTこの記事をかいた人

大学では映像と演劇を専攻。仕事はIT(RPA運用)。趣味は茶道。 抹茶のおいしさを広めるべく動画を作って世界に発信中。