RPAを勉強したらどんな仕事がある?【RPAキャリアガイド】

RPA HACK編集長の藤澤専之介です。

2018年はRPA導入ブームがあり推計ですが3,000~4,000社の企業のRPA導入が進みました。そして2019年になった現在もRPA市場の盛り上がりが続いています。

市場の盛り上がりと並行して「現在事務系の職種だがRPAを勉強したら仕事があるかもしれない…!」「業務アプリのエンジニアとして仕事をしていたけどRPAもやってみたい…!」など、新しくRPA領域での活躍を目指す方が増えてきました。twitterなどを見ていると、勉強はしたものの仕事はあるのだろうか?と不安に感じている声を目にします。

今回の記事では、RPAを勉強していくとどのようなキャリアにつながる可能性があるのか、勉強した人の参考になるようなガイドを書きたいと思います。

RPAに関するビジネスとプレイヤー

どんな仕事があるか?について理解を深めるためには、RPA関連のビジネスにどういったものがあるのかを理解する必要があります。ここではビジネスの種類と、それぞれのプレイヤーを見ていきましょう。

ソフトウェアを売る

RPAツールそのものの開発、販売を行っている会社です。日系企業でいうとWinActorを製品化したNTTアドバンステクノロジ、BizRobo!を製品化したRPAテクノロジーズがここに該当する企業です。その他、外資であればUiPath、Automation Anywhere、BluePrism、ベンチャーであればチュートリアル、BizteXといった企業もここに該当します。

コンサルティングを売る

RPAを扱うコンサルティングファームとしては、総合系と呼ばれるアクセンチュア、アビームコンサルティングといったファームから会計系と呼ばれるBig4(PwC、Deloit、KPMG、EY)、その他独立系のコンサルティング会社など多くの企業があります。

特徴としては、IT戦略の立案、デジタルトランスフォーメーションの推進、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)といったより上位の概念から顧客に提案を行う点です。RPAを扱う場面においては手段としてのRPAを提案し、ツールの選定なども行います。基本的にはベンダーフリーで、どのツールも提案できる立ち位置にいる点が特徴です。

開発・テストを売る

RPAは現場部門で作ることができるプロダクトとして売り出されていますが、現状は情報システム部門など1部門で集中してロボット開発が行われることが多いです。情報システム部門にRPAに関する知見が少ない、リソースが足りないといった場合に、開発会社に所属する外部のRPAエンジニアが常駐で開発・テストを行っています。こちらは、特定のRPAツールのリセラー(代理店)を行っている会社が開発しているケースや、リセラーは行っておらず開発・テストのみSES、受託で行っているケースなどさまざまです。

アウトソーシングを売る

人材派遣会社のビジネスモデルとして多く見られるパターンです。従来事務派遣を行っていた派遣スタッフの方がRPAツールの研修を受け、派遣先の企業内で事務の仕事をしながら、事務仕事自体をRPAで自動化していくというビジネスがあります。派遣スタッフの方としても、RPAを勉強して習得することで従来よりも時給が上がるため、チャレンジする方が増えています。事務+RPAの経験を積んだスタッフの方は、特定のツールに精通したRPAの専門家として活躍しているケースも多いようです。

教育・研修を売る

RPAの教育・研修を事業として行う会社もありますが、現状はSIer、人材派遣会社、IT研修会社などが1メニューとしてRPAに関する研修を提供しています。今後はRPAニーズが高まりユーザーが増えることで、RPA教育・研修専業の企業も登場するかもしれません。

どんな仕事があるか?

RPAに関するビジネスを理解した上で、どんな仕事があるかを説明していきます。仕事としては大きく2つに分けることができます。

RPAユーザー側で働く

RPAユーザー側というのは、RPAを活用する企業のことです。情報システム部門の中にRPA推進部が置かれ、こちらで人材を求めているケースや、ユーザー部門(経理部、人事部など)でRPAや自動化の知見のある方を求めているケースががあります。情報システム部門であれば、IT全般の知識+RPA、ユーザー部門であれば配属部署の業務知識(経理・人事など)+RPAを求められます。

アウトソーサーとして働く

アウトソーサーはさきほどのSWベンダー、コンサルティングファーム、SIer、人材派遣会社などです。上の図にあるように、RPAに関する仕事は大きく分けると、①業務フロー可視化・整理、②ロボット企画・設計、③ロボット開発・運用保守に大別されます。仕事によっては、①~③まで一人でこなす人もいますし、③に特化して行っている場合もあります。給料としては、①>②>③という傾向が強いため、給料アップを狙う人はより上流の仕事にチャレンジしていくとよいでしょう。

まとめ

RPAに関するキャリアをこれまでまとめた記事がほとんど日本にはありませんでした。

RPAを勉強し始めた人には、ITエンジニアと比較して自分には技術力がないから仕事がないかもしれない・・・と悲観的になっている方もいるかもしれません。RPAに関わらずスキルというものは掛け合わせです。RPA×経理、RPA×事務、RPA×コミュニケーション力、なんでもよいので自分の得意なこととRPAを掛け合わせていくことで、市場にはない唯一無二、ユニークな価値が生まれます。そこに価値があればあとはどこに売り込むか…その時大切になるのがビジネスを理解することです。本日お話したRPAビジネスとプレイヤーをその際の参考にしてください。

周りの人はあなたのスキルだと仕事がない…と無責任なことを言うかもしれません。RPAは成長している分野です。成長している分野は日々変化がありますし、今までの物差しで測れないことが山ほどあります。(私もRPA×仕事でどんなものがあるのか?日々調査していますが、今だに日々こんな仕事もあったのか?と驚いています。)

この記事をきっかけにRPAに関するキャリアについて語られたり、考えたりするきっかけになることを願っています。

RPAに関する仕事について迷うことがありましたら、RPA HACKにもご相談くださいませ。


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ABOUTこの記事をかいた人

RPA HACK編集長。Peaceful Morning株式会社CEO。『我慢しないで働ける社会を創る』をミッションに事業を展開。RPAプロフェッショナルによるRPA導入コンサルティング事業や、RPAツールの研修事業などを行う。自動化に熱い想いを持った仲間を募集中。